福島のニュース

福島第1原発の処理水、月内にも方針決定 政府、海洋放出軸に調整

福島第1原発

 東京電力福島第1原発敷地内でたまり続ける放射性物質トリチウムを含む処理水を巡り、政府が今月下旬にも廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議を開き、処分方針を決定する方向で調整していることが13日、分かった。複数ある選択肢から海洋放出に絞り込む。
 関係者によると、処分方針と同時に風評被害対策も打ち出されるとみられていたが、具体化は先送りの可能性が出てきた。江島潔経済産業副大臣は8日の取材に「今後走りながら確実に対応する」と述べていた。
 政府が自治体や業界団体を対象に開催した意見聴取会は、8日の第7回で終了の見込み。処理水の保管タンクは2022年9月に満杯となり、放出準備には約2年かかることから菅義偉首相が早期決着を図る意向を示していた。
 海洋放出を巡っては、全漁連の岸宏会長が8日の聴取会で「漁業者の総意として絶対反対」と述べるなど強い反発がある。政府は方針決定後も放出準備と並行して、関係者や国民の理解を求めていく方針。
 関係閣僚等会議は2年に1度程度開かれ、廃炉・汚染水に関する政府方針を決定する。議長の加藤勝信官房長官が政府の判断理由を説明する見通し。


2020年10月14日水曜日


先頭に戻る