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仙台の防災集団移転跡地で農園・温泉などの複合施設着工 22年4月オープン

温泉、レストラン、ベーカリーなどを備えた「アクアイグニス仙台」の完成予想図
起工式でくわ入れし、工事の安全を祈願する郡市長(中央)ら

 東日本大震災に伴う仙台市の防災集団移転跡地の利活用事業で、建設業の深松組(青葉区)が若林区藤塚に整備する農園、温泉、レストランの複合施設「アクアイグニス仙台」の建物の起工式が14日、現地であった。完成は2021年10月の予定で、22年4月のオープンを目指す。

 周辺町内会や工事の関係者ら約80人が出席。郡和子市長、運営会社「仙台reborn」社長を兼ねる深松努社長らがくわ入れし、工事の安全を祈願した。
 深松社長は「震災で集落が流失した地区ににぎわいを取り戻し、復興、創生のシンボルとなる施設をつくり上げたい」と話した。郡市長は「震災の経験を伝える交流の場になることを期待したい」と激励した。
 敷地面積3万2500平方メートルに建物6棟と農業ハウス3棟を整備する。鉄筋コンクリート2階の温泉棟は海に面し、浴室から海岸や干潟が見られる。高さは15メートルあり、津波発生時は2000人の避難場所になる。
 木造平屋のレストラン棟、スイーツ棟、ベーカリー棟なども配置する。パティシエの辻口博啓氏、鶴岡市のイタリア料理店「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフの奥田政行氏、東京の人気和食店「賛否両論」店主の笠原将弘氏が、提供メニューなどを監修する。
 「アクアイグニス」ブランドの施設は、同名の会社(東京)が三重県で運営。東日本は初進出となる。深松組は今年4月に造成工事の起工式を実施した。


2020年10月15日木曜日


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