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根を食べない「小瀬菜大根」さらにおいしく 伝統野菜の利用拡大へ加美でセミナー

小瀬菜大根と生産者の早坂さん
カワシマさんが「小瀬菜チャンプルー」など新たな食べ方を提案

加美町の小瀬地区に伝わり、収穫期を迎えた伝統野菜「小瀬菜(こぜな)大根」の利用・販売の拡大を図ろうと、同町のやくらいウォーターパークで14日、セミナーがあった。
 町などが主催し、生産者や飲食店関係者ら約30人が参加。みやぎ在来作物研究会代表のカワシマヨウコさんが、小瀬菜大根の新たな食べ方を提案した。
 小瀬菜大根は全国で唯一、70センチ以上に伸びた葉と茎だけを食べる大根で、シャキシャキとした食感が特徴。地元では主に漬物にして冬の保存食としてきた。
 参加者はカワシマさんが考えた炒め物や、白ごまのあえ物などを試食した。飲食店を始める予定の女性(39)は「下ゆですれば色も歯応えも良くなる。勉強になった」と評価した。
 小瀬菜大根の栽培面積は減り続け、現在は約5アールで農家3軒が生産している。その1人、早坂信さん(73)は「よく知ってもらい、食べてもらうことで生産も増えてほしい」と期待。猪股洋文町長は「今度こそ本格的に市場に流通してほしい」と訴え、町の支援策の活用を勧めた。
 収穫期は11月中旬まで。今季は加美町のやくらい土産センターと、仙台市青葉区の仙台朝市の今庄青果で今月16日に発売する。


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2020年10月15日木曜日


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