山形のニュース

切りたての肉、売ります 山形にショーケースのない精肉店登場

小売部を開設した中島商店の中嶋さん(右)。切りたての肉を提供する
山形牛などのメニュー表を掲げる店内

 山形市の食肉卸、中島商店は、事前に注文を受け、山形県産の牛肉、豚肉の切りたてを手渡す「小売部」を開設した。併設の工場を生かし、肉が新鮮なうちに必要なだけ食べてもらう。同社は「ショーケースがない店の特色を打ち出し、肉本来の味を伝えていきたい」と話している。

 このうち、山形牛は最高級のA4、A5ランクの肉質が柔らかい雌を販売。飼育日数1000日前後、体重450キロ弱の十分成熟した牛に限った。店頭に牧場や生産者の名前を掲げる。すき焼きや焼き肉、しゃぶしゃぶといった顧客の用途に応じて肉を切り、肉に詳しい社員が調理法や食べ方を助言する。
 肉はスライスした瞬間から酸化が始まり、うま味成分が詰まったドリップ(肉汁)が徐々に放出されてしまう。取締役部長の中嶋康博さん(34)らが切ってから食べるまでの時間を短くしようと知恵を絞った。中嶋さんは「山形産肉の魅力を広く紹介し、生産者を少しでも支えたい」と語る。
 山形牛(100グラム当たり)の価格は目安でサーロイン2090円、肩ロース1100円、三角バラ990円など。第1、3、5土曜は「土曜牛( ど ようのうし)の日」と銘打ち、国産の白モツ、ハラミといった新鮮な内臓など限定品も販売する。
 電話やファクス、電子メールで要予約。午前9時〜午後4時。平日は午後7時まで受け取り可。定休は日曜、祝日と第2、4土曜。連絡先は同社023(631)2282。


関連ページ: 山形 経済

2020年10月15日木曜日


先頭に戻る