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イチゴを川内村の特産に 初の商用栽培始まる 福島

イチゴが栽培されている施設。開所式後、住民と関係者向けの内覧会があった

 東京電力福島第1原発事故で一時全域避難した福島県川内村で14日、イチゴ栽培施設の開所式があった。商業規模のイチゴ栽培は村内で初めて。新たな村の特産とし、産業創出とにぎわい再生を図る。
 栽培面積は約4000平方メートル。村が総事業費約2億円を投じて設置し、千葉県の農業生産法人農(みのり)が運営する。9月に栽培が始まっており、12月に初出荷し、初年度は収穫30トン、売上高6000万円を目指す。イチゴ狩り体験の場を整備し、観光客を呼び込むことも検討している。
 村は比較的冷涼な気候で山間部が多いことから、収益性の高いイチゴの栽培に着目した。同社は来年にも村内で食品加工場を稼働させる予定で、イチゴや地元の野菜を使った付加価値の高い商品を開発する。
 式典で、ミヤ・マムン社長は「川内村から福島の復興を発信したい」と抱負を述べた。遠藤雄幸村長は「村の希望が詰まった工場。復興と新産業の一翼を担ってくれる」と期待した。


2020年10月15日木曜日


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