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多賀城跡で平安期の白磁発見 中国から輸入か

新たに見つかった大型の掘っ立て柱建物の跡

 宮城県多賀城跡調査研究所は15日、本年度の国特別史跡多賀城跡(多賀城市)の発掘成果を公開し、大型の掘っ立て柱建物2棟の跡と、県内では珍しい11世紀後半の白磁が見つかったと発表した。
 調査したのは、政庁跡から約100メートル北側の地区。掘っ立て柱建物は奈良時代から平安時代に建てられたとみられ、柱を据える穴が1辺1メートル以上の長方形で、柱と柱の間は約3メートル。多賀城跡で見つかっている約300棟の掘っ立て柱建物の中でも大型で、政庁と何らかの関係がある施設とみられる。
 白磁が使われた11世紀後半は、これまでの調査で多賀城の実態が未解明な時期に当たる。中国から輸入された高級品の白磁によって、当時の多賀城に権威がまだあった可能性が高まったという。
 研究所は17日午前10時半と午後1時半、現地説明会を開く。連絡先は研究所022(368)0102。


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2020年10月16日金曜日


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