宮城のニュース

滞在型観光の新たな拠点 「松島離宮」きょう開業

17日のオープンを前に関係者に公開された松島離宮=16日、松島町

 宮城県松島町のマリンピア松島水族館跡地に新しい観光施設「宮城県 松島離宮」が完成し、現地で16日、開所式典があった。松島湾周辺地域の滞在型観光を後押しする拠点を目指し、17日午前10時にオープンする。
 地元の文化財を展示する博物館を設けたほか、こけしの絵付けなどが体験できるワークショップを日替わりで開催する。飲食店では県産海産物を生かしたメニューを提供し、物販店には東北の名品をそろえる。
 総合商社の丸山(宮城県蔵王町)が建設し、運営も担う。木造2階で延べ床面積約2470平方メートル。国指定特別名勝「松島」の景観と調和を図るため、黒を基調に和風の外観とした。総事業費約17億円。
 式典で、佐藤義信社長は「東北、宮城、松島のため、食材を地元から調達するなどして取り組む」と決意を表明。村井嘉浩知事は「新型コロナウイルスの影響で観光地は苦しい状況が続く。観光振興の核になると期待している」と述べた。
 名称は日本有数の庭園で知られる桂離宮(京都市)にちなんだ。施設中心部に、火災で損傷し1969年に取り壊されるまで、ランドマークとして親しまれた松島パークホテルの塔部分を再現した。松島湾を模した庭園兼イベントスペースもある。
 年間約30万人が訪れた松島水族館は設備老朽化などで2015年に閉館。敷地を所有する県が跡地利活用案を民間公募した。今年4月に飲食施設などが先行オープン、9月末に全面開業の予定だったが、新型コロナの影響で工期が延びた。


関連ページ: 宮城 経済

2020年10月17日土曜日


先頭に戻る