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人面に角2本、ひれは刀 厄よけ妖怪「神蛇魚」図版公開 福島県歴史資料館

累世年鑑に登場する「神蛇魚」

 病魔退散に効果があるとして、江戸時代にありがたがられた厄よけの妖怪「神蛇魚(じんじゃうお)」の図版が、福島市春日町にある福島県歴史資料館で公開されている。
 図版は福島県川俣町の商人渡辺弥平次が1781(天明元)年に始め、昭和期まで代々書き継がれた「累世年鑑」に登場。コメや絹、綿といった商品相場に加え国内各地で起きた事件や暴動、地震、噴火など自然災害を詳細に記録しており、神蛇魚の図版は国内で累世年鑑だけだという。
 累世年鑑によると、神蛇魚は1819(文政2)年に長崎県沖に現れたと言い伝えられる。人面に角が2本あり、尾ひれが刀になっている。伝染病が流行した江戸の人々がお守り代わりに絵を持ち歩いたり、玄関先に飾ったりした。
 歴史資料館は神蛇魚のイラストのシールを作り、来館者に配布している。担当者は「神蛇魚を着けて新型コロナウイルスから身を守ってほしい」と話す。
 県ゆかりの収蔵品を11月23日まで公開する「名品展II」の一環。仙台藩祖伊達政宗が茶人安楽庵策伝に宛てた書状、民俗学者柳田国男が来県した際に県の担当者に宛てた文書などを31点を展示している。
 開場時間は午前9時〜午後5時。入場無料。連絡先は同館024(534)9193。


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2020年10月20日火曜日


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