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仙台・秋保地区に乗り合いタクシー 住民組織、年明け試験運行へ

 仙台市太白区秋保町の住民組織「秋保地区の交通を考える会」は21日、地区内を行き来する地域交通として、予約制の乗り合いタクシーの試験運行を実施すると決めた。今後の市地域公共交通会議で合意を得て、東北運輸局に運行許可を申請。来年1月18日〜3月31日に期間限定で走らせる。
 運行エリアは県道仙台山寺線を中心とする秋保地区全域で地図の通り。
 路線バスと競合しないよう秋保大滝や秋保ビジターセンターがある西部、秋保中、秋保総合支所の南側地域を発着エリアとした。
 平日午前6時〜午後7時に運行。午前に利用する場合は前日午後4時、午後に乗車する場合は当日午前11時までに電話で予約する。
 秋保交通(太白区)に運行を委託する。車両は定員5人のセダン1台を利用。地区住民に限定せず、観光客にも利用してもらう。
 運賃は馬場、秋保、湯元の3小学校区で分かれる。同一学区内の移動は一律200円、隣接学区までは400円、二つ先の学区までは600円とする。
 市の地域交通支援制度を活用する。70歳以上と障害者は100〜120円で利用できる。小学生〜大学生には100〜300円の独自の割引制度を設ける。
 51日間の試験運行で計510人の利用を見込む。運賃や企業協賛金などの収入が運行経費の5%を超えれば、最大1年間の試験運行や実証運行に移行する。
 秋保地区はエリアが広大で、路線バスの停留所が遠い地域や、運行ルートから外れた地域がある。考える会は地元の町内会やPTA、温泉旅館組合などの関係者で構成し、昨年6月から交通の在り方を検討してきた。及川純一会長(67)は「課題を改善しながら地域交通を定着させたい。秋保の人口増加や活性化に大きな力となる」と期待する。


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2020年10月22日木曜日


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