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仙台市ガス民営化 東北電力が応募へ

東北電力本店(中央)

 仙台市のガス事業民営化を巡り、東北電力などでつくるエネルギー大手企業グループが事業継承者の公募に申請する方向で最終調整していることが23日、関係者への取材で分かった。取締役会などを経て正式決定し、公募期限の29日までに応募する見通し。
 東北電などは、公営としては最大規模の約34万戸の顧客基盤を持つ市ガスのポテンシャルを評価し、最低400億円の譲渡価格や燃料調達面のリスクなどを考慮しても、事業性が見込めると判断したとみられる。
 関係者によると、東京ガス(東京)の参画が有力視されている。2008年の前回公募時、東北電は東京ガス、石油資源開発(同)と組んで唯一応募したが、リーマン・ショックに端を発した景気悪化で辞退。東北電と東京ガスは16年から、北関東の大口向け電力小売りで連携する。
 東北電は23日、河北新報社の取材に「公募申請を前向きに検討しているが、まだ決まったものではない」と回答した。樋口康二郎社長は9月の定例記者会見で「電気とガスのシナジー(相乗効果)が期待できる」と意欲を示している。
 市は来年5月下旬に優先交渉者を決め、22年度中に事業を譲渡する予定。


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2020年10月24日土曜日


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