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景況感コロナ前水準に 宮城7〜9月期「低迷」も1年ぶり改善

仙台市の中心市街地

 七十七リサーチ&コンサルティング(77R&C、仙台市)は23日、7〜9月期の宮城県内企業動向調査をまとめた。景気が「上昇」と答えた企業の割合から「下降」を差し引いた景気判断指数(DI)は前期比26ポイント上昇のマイナス58だった。新型コロナウイルスの影響で水準は低いものの、4期(1年)ぶりに改善。影響が出始めた1〜3月期(マイナス62)の水準に戻った。
 基調判断は2017年10〜12月期以来、11期ぶりに上方修正し「持ち直しの動きが鈍く、総じて低迷」とした。
 業種別は製造業が22ポイント上昇のマイナス61。非製造業は28ポイント上昇のマイナス57で、うち建設業はマイナス61(16ポイント上昇)、卸売業マイナス65(20ポイント上昇)、小売業はマイナス61(35ポイント上昇)、サービス業はマイナス50(34ポイント上昇)だった。
 サービス業の中で特にホテル・旅館は大幅に改善。観光支援事業「Go To トラベル」の東京発着解禁への期待感とみられる。
 仙台市と県内の他地域の景気DIを比較すると、仙台市は35ポイント上昇のマイナス50、他地域が20ポイント上昇のマイナス63となり、仙台市の改善が際立った。
 田口庸友首席エコノミストは「首都圏への依存度が高い仙台で、緊急事態宣言解除や『Go To』の効果が出た」と指摘。「景気DIは1〜3月期の水準に近いが、今回は新型コロナへの不安感が減り、実体経済をより反映している」とみる。
 10〜12月期の見通しは全産業で15ポイント上昇のマイナス43。製造業は32ポイント上昇のマイナス29で大幅な改善を見込む。非製造業は8ポイント改善のマイナス49の見通し。
 調査は9月15日〜10月15日、県内の703社に郵送で実施。有効回答は408社(58.0%)


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2020年10月24日土曜日


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