宮城のニュース

村井知事、刈田病院存続は「公営が妥当」 3病院統合は「当事者判断」

公立刈田総合病院(白石市)

 村井嘉浩知事は26日、経営難の公立刈田総合病院(宮城県白石市)の存続策について、25日投開票の白石市長選で再選した山田裕一氏が公約とした民営化でなく、現状の公営が妥当との認識を改めて示した。年内の取りまとめを目指す県立がんセンター(宮城県名取市)と東北労災病院(仙台市青葉区)、仙台赤十字病院(太白区)との統合構想については「各病院が(可否を)判断する」として、宮城県の関与は限定的だと強調した。
 26日の定例記者会見で村井知事は、みやぎ県南中核病院(宮城県大河原町)との連携による公営維持を白石市に改めて助言すると言及。「医師派遣の継続を東北大にお願いし、穏やかな形で着地点を見いだした方がいい」と指摘した。
 医療従事者の融通に関して具体的な調整が進んでいるとも言及。「ただ、県に(民営化を)止める権限はない。(共同で運営する)宮城県蔵王、七ケ宿両町と協議し、ベストな選択をしてほしい」と要望した。
 3病院の統合構想を巡っては、病院周辺の一部住民が行政側に現地存続を求めている。村井知事は「3病院が課題を洗い出し、独立して協議している」と説明。がんセンターを除く2病院の判断に県の影響は及ばないとの考えを示した。
 がんセンターの立地を県としてどのように考えているかを問われると、「県の拠点病院。名取市のためだけにある病院ではないと分かってほしい」と話した。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2020年10月27日火曜日


先頭に戻る