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女川原発再稼働で福島第1視察の予定なし 村井知事

村井嘉浩知事

 東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、宮城県石巻市)の再稼働を巡り、村井嘉浩知事は26日の定例記者会見で、過酷事故を起こした東京電力福島第1原発の視察について「直近に行く予定はない」と述べ、再稼働の前提となる「地元同意」の判断後になる可能性を示唆した。知事は2005年の就任後、第1原発を訪問した経験はないという。
 村井知事は「(第1原発への)関心はあり、行きたい」と説明。一方で「(視察は同意の)要件になっていない。必要最低条件ではない」との認識も明らかにした。
 再稼働に関し、県内の全首長の考えを聞く市町村長会議は、11月に開催予定。村井知事は「自由に発言してもらい、総意がどこにあるかを見定めたい」と指摘。再稼働への賛否の多寡といった基準を設けず、意見を集約する意向を示した。
 会議では、須田善明女川町長と亀山紘石巻市長が意思表示するかどうかも焦点。村井知事は「発言したい場合、発言してもらう。聞き役に回るのもいい」と述べるにとどめた。
 山形県の吉村美栄子知事が20日の定例記者会見で、再稼働に対して「隣県の考えも聞いてほしい」と言及した。村井知事は、福島市で29日開かれる北海道東北地方知事会議を念頭に「近く話を聞きたい」と語った。


2020年10月27日火曜日


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