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おせち商戦が本格化 仙台の百貨店、コロナの不安に配慮

新型コロナ対応として拡充した個食のおせちの見本=仙台市青葉区の藤崎本館
受け付けの待ち時間が分かるQRコードを掲載した整理券=仙台市青葉区の仙台三越定禅寺通り館

 新年に向けたおせち料理商戦が仙台市の百貨店で本格化した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、1人前ずつ盛り付けられた個食セットや帰省できない家族に送る冷凍品を拡充させた。店頭に人が集中しないようオンラインや電話での注文を呼び掛ける。

 藤崎は13日、本館7階で予約の受け付けを始めた。和洋中、スイーツを含む205種類を用意し、1人前ずつの「銘々おせち」は前年より7種類多い17種類に増やした。鍋とセットにした「選べるおせち」は宮城県産カキの鍋を加えた。
 初日に店頭を訪れた若林区の主婦早坂美恵子さん(84)は「正月くらいはぜいたくしようと、京都の有名店の料理を選んだ。親族は帰省できないようなので、主人と2人でゆっくり過ごすつもりだ」と話した。
 23日現在、店頭の売上高は前年並み、インターネットは3割増だった。市内の日本料理店が手掛けた高額商品から売り切れが相次ぎ、堅調に推移している。
 密集を避けるため、受付場所を例年の本館地下1階から7階に移して会場を広げた。ファクスでの受注を取り入れ、外出自粛傾向に対応する。
 129種類をそろえる仙台三越は26日、予約販売を開始。東北からは今回が初出品となるホテルキャッスル山形(山形市)など14店が和洋中の19種類を出す。遠方の家族に配送する需要を見込み、冷凍商品6種類も扱う。
 混雑する受け付けでの新型コロナ対策として、青葉区の定禅寺通り館1階の特設会場では初日、待ち時間が分かるQRコード付きの整理券を配った。担当者は「できるだけ電話やインターネットでの予約と自宅配送を推奨し、感染リスクを抑えたい」と話した。
 藤崎は12月23日まで、仙台三越は10月27日に定禅寺通り館地下1階に会場を移して12月15日まで、それぞれ受け付ける。


関連ページ: 宮城 経済 新型コロナ

2020年10月27日火曜日


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