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「道の駅整備は困難」 新型コロナで状況一変 栗原市検討委

道の駅の構想検討委員会の会合

 宮城県栗原市の「道の駅」の基本構想検討委員会は27日、市役所で初会合を開いた。市の事務局は、運営に興味を示した市内事業者がいないなどの課題を入れた構想案を提示。学識経験者や市内経済関係者らで構成する委員会は、課題が残る現時点で「(整備は)難しい」との意見をまとめた。
 構想案では、候補地に国道398号、国道4号築館バイパス、みやぎ県北高速幹線道路からアクセスの良い栗原市志波姫地域を設定。概算工事費は約26億4600万円、開業は用地決定の8年後とした。
 市民懇談会やヒアリング調査などで明らかになった課題として、運営主体決定、既存直売所などとの連携強化、若手生産者育成、市民の理解と関心向上の4点を挙げた。
 委員からは「新型コロナで状況が一変したので方向転換が必要だ」「スピード感がなければ事業化は難しい」「直売所の連携の進め方が見えない」などの意見が出た。委員長を務めた和田正春東北学院大教授は会合後、「このまま続けて良いというわけにはいかないというのが総意だった」と説明した。
 道の駅建設は、千葉健司市長が公約に掲げた産業振興策。千葉市長は「コロナ禍で優先すべき政策が変わっている。浮き彫りになった課題を精査して慎重、冷静に判断したい」と語った。
 市は今後、構想案を市議会にも示し、本年度内に構想をまとめる方針。


2020年10月28日水曜日


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