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ハタハタ今季不漁か 秋田県予測

今季のハタハタ漁の見通しを話し合った資源対策協議会

 秋田県と県内の漁業者でつくるハタハタ資源対策協議会の今季初会合が27日、秋田市であり、今季は魚体が小さく価格が低い1歳魚(体長約10センチ)の漁獲割合が多くなるとの県の予測が示された。秋田沖の漁場でホッケの豊漁が続いているのが原因。出席者からは「採算が合わなくなる」と懸念の声が上がった。

 沖合の底引き漁が解禁された9月から約2カ月間の県の調査で、ハタハタの漁獲数は244匹だった。うち1歳魚が122匹と半分を占め、中型の2歳魚(約15〜17センチ)が40匹、大型の3歳魚(約18〜21センチ)が62匹だった。
 1歳魚の割合が多い理由として、県の担当者は「例年、この時期の漁獲量はハタハタ8割、ホッケ2割だが、今季は割合が逆転している。網がホッケでいっぱいになり、中型、大型のハタハタが入らない」と述べた。ホッケ豊漁の理由は不明という。
 ハタハタ漁は主力の刺し網、定置網が解禁される11月に本格化する。会合に出席した秋田市の水産物卸「金森水産」の金森俊和社長は「小さくて市場で評価されない1年魚ばかりが取れると、利益が出ない」と話した。
 会合では今季の漁獲枠について、過去最低水準だった昨季と同じ650トンにすることを決めた。昨季の水揚げ実績は775トンだった。県水産振興センターの中林信康資源部長は「ハタハタ漁を守るには一定の漁獲量を維持する一方、資源管理も必要だ。その観点で枠を設定した」と説明した。


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2020年10月28日水曜日


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