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仙台市、留学生在籍校と意見交換へ 自動車専門学校クラスター教訓に対策を協議

 仙台市は28日、外国人留学生が在籍する市内の大学や専門学校を対象に、新型コロナウイルス感染対策の意見交換会を30日に開くと発表した。青葉区の花壇自動車大学校で留学生ら96人が感染し、東北最大のクラスター(感染者集団)となったため、各校の対策や懸念事項などを話し合う。
 意見交換会は青葉区役所で開催する。市内の大学や短大、専門学校など計82校のうち留学生がいる27校に参加を呼び掛けた。東北医科薬科大の賀来満夫特任教授(感染制御学)が講演。留学生の生活状況の把握などをテーマに指導を仰ぐ。
 郡和子市長は、定例記者会見で自動車大学校の集団感染に関し「外国籍(の留学生)だから発生したわけではない」と強調しながらも「病気の受け止め方や感じ方に(日本人と)若干の違いがある」と指摘した。
 市によると、過去には発熱や鼻水の症状があっても「大丈夫だろう」と自己判断する例があった。大学校の留学生の場合も当初は無症状と説明するが、感染判明後、保健所が詳しく聞き取りすると、実際は症状があるケースが見られた。
 市は27日、市内と周辺の大学や短大、専門学校などに感染対策の徹底を職員、学生、生徒に周知するよう要請する文書を送った。県と共同設置するコールセンターの多言語対応を留学生に知らせることも求めた。
 郡市長は「今回のクラスターは共同生活する学生寮や学校内で広がった可能性がある。各学校と協力し、さらなる感染対策を講じる必要がある」と語った。


2020年10月29日木曜日


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