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東北電、4年ぶり減収 コロナで小売販売量減 20年9月中間決算

 東北電力は28日、2020年9月中間連結決算を発表した。新型コロナウイルスの影響で小売りの販売電力量が減少し、売上高は前年同期比7.3%減の1兆380億円と、中間期として4年ぶりの減収となった。経常利益は24.8%増の805億円、純利益は25.6%増の561億円を確保した。
 売上高のうち、小売りの販売電力量は5.2%減。宿泊業と自動車関連は2割程度、鉄工は3割程度、それぞれ減少した。
 収益面は、輸入燃料価格の変動が電力販売価格に反映されるまでの時間差で生じる差益が、前年同期の170億円から320億円に拡大した。燃料市況を踏まえて液化天然ガス(LNG)を従来よりも安価で調達し、燃料費を低減した。
 中間配当は前年と同じ1株当たり20円。
 東北電は同日、新型コロナの影響で未定としていた通期の連結業績予想も開示した。売上高2兆800億円、経常利益550億円、純利益330億円と想定。小売りの販売電力量が業務用、産業用ともに引き続き落ち込み、売上高は7.4%減、経常利益は45.0%減、純利益は47.7%減と減収減益を見込む。期末配当は20円。連結子会社は51社。
 記者会見した樋口康二郎社長は「新型コロナによる影響の範囲や期間が依然として不透明で、収支は厳しい状況にある。販売拡大やコスト削減による競争力強化を図りながら収益確保に努める」と述べた。


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2020年10月29日木曜日


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