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仙台白菜が復活10年目 みやぎ生協で発売

販売が始まった仙台白菜の売り場で買い物客に売り込む遠藤組合長(右)=仙台市宮城野区のみやぎ生協幸町店
今季の販売が始まった仙台白菜=29日、仙台市宮城野区のみやぎ生協幸町店

 みやぎ生協(仙台市)は29日、仙台白菜の今季の販売を始めた。東日本大震災の津波で被災した宮城県の農地で塩害に強い仙台白菜を復活させる取り組みが始まり、10年目の出荷を迎えた。
 仙台市宮城野区のみやぎ生協幸町店に、東松島市矢本地区で作付けした伝統種「松島純2号」約150玉分が並んだ。昨年の大嘗祭(だいじょうさい)で仙台白菜を献上した「やもと蔬(そ)菜組合」の遠藤淳一組合長(47)が売り場で買い物客を呼び込んだ。
 購入した宮城野区の無職菊田美奈子さん(78)は「仙台白菜は柔らかくて甘みがあり、漬物にも汁物にも合う。キムチ漬けにしていただきたい」と話した。
 みやぎ生協、全農県本部、仙台大明成高(仙台市)などは2011年、仙台白菜の復活プロジェクトを始め、生産地を広げた。病気に弱く栽培が難しいため生産は徐々に縮小し、現在栽培するのは矢本地区のみ。遠藤組合長は「栽培には手間がかかるが、10年続けたことで認知度が上がった。これからも多くの人に魅力を知ってもらいたい」と語った。
 矢本地区の今季の収穫量は約80トンの見込み。台風19号で被災した昨年の約1.5倍に増える。みやぎ生協は12月上旬まで販売予定。


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2020年10月29日木曜日


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