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女川に3基目の「きぼうの鐘」 サッポロHDが町観光協会に寄贈

贈呈式の後、鐘を鳴らす子ども

 東日本大震災で被災した宮城県女川町の復興の象徴にしてもらおうと、サッポロホールディングス(HD、東京)は26日、町観光協会に鐘のモニュメント1基を贈った。同社の「きぼうの鐘プロジェクト」の一環で、寄贈は3基目。来年2月に最後の4基目を贈呈する。
 モニュメントは「はじまりの鐘」と名付け、町離島航路ターミナル前に設置した。高さ約3.5メートル、幅約1メートルで青銅製の鐘をつり下げた。建造費は200万円。サッポログループ主催のビールイベントの売上金の一部を寄付金に充てた。
 現地で贈呈式があり、サッポロビール東北本部(仙台市青葉区)の吉見卓也執行役員本部長が、観光協会の持田耕明会長に寄付金の目録を手渡した。
 吉見本部長は「町民や観光客に鳴らしてもらい、復興を感じてもらえたらうれしい」とあいさつ。持田会長は「皆さんの思いが鐘の音となり、町全体に響き渡ることを願う」と語った。
 町内では震災前、旧JR女川駅前のからくり時計に四つの鐘が付いていたが、津波で流出。がれきの中から一つが完全な形で見つかり、復興のシンボルとして仮設商店街に展示された。
 プロジェクトは2017年、新女川駅前の遊歩道沿いに1基目のモニュメントを設置。19年には仮設商店街の鐘を使って町役場敷地に2基目を建てた。4基目は来年2月、女川小中学校脇に設ける予定。


2020年10月29日木曜日


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