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ヤマニシ、120億円超の債権放棄を要請へ

 会社更生手続き中の東北最大の造船会社「ヤマニシ」(石巻市)が、金融機関や取引企業に総額120億〜130億円の債権放棄を求める更生計画案をまとめたことが29日、関係者への取材で分かった。計画案は30日に東京地裁に提出される見通し。

 関係者によると、負債総額は140億円以上に上り、無担保部分の9割以上のカットを要請する。担保がある債権者には原則、全額を弁済するという。
 今後の事業は船舶修繕と鉄構造物の製造を中心とし、主力だった新造船建造は凍結する。希望退職を募るなどし、従業員を約150人から約70人に半減させた。営業利益は2022年3月期から黒字転換を見込む。
 ヤマニシは1920年に創業。東日本大震災の津波で被災し、東日本大震災事業者再生支援機構による出資やグループ化補助金の交付を受けたが、減価償却費などで約42億円の債務超過に陥った。1月31日に会社更生法の適用を申請し、2月17日に更生手続き開始の決定を受けた。
 新型コロナウイルス感染拡大で事業環境が悪化し、スポンサー企業の選定を一時断念。自主再建に方針を変え、更生計画案の策定を進めてきた。


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2020年10月30日金曜日


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