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佐藤忠良さん遺族と彫刻家2氏 宮城県美術館移転に反対のメッセージ

宮城県美術館

 仙台市青葉区の県美術館を宮城野区に移転集約する県の方針について、市民団体「宮城県美術館の現地存続を求める県民ネットワーク(県美ネット)」は29日、大和町出身の彫刻家、故佐藤忠良さんの家族らが反対の意思を示したメッセージを県に提出した。
 メッセージを寄せたのは、忠良さんの長男で医師佐藤達郎、長女で俳優の佐藤オリエ、ともに世界的彫刻家で美術館に環境彫刻を設置したダニ・カラバン、新宮晋の4氏。達郎さんは「遺族として著作権継承者として(移転を)許すことはできない」と記している。
 メッセージと共に「著作権継承者の意思に反しても移転を推進するのか」「作品を破壊することについて作者の承諾を得たのか」「美術館と一体となっている彫刻作品の処遇はどうするのか」など8項目の質問状も提出し、回答を求めた。
 西大立目祥子共同代表は「移転は作家が美術館に寄せた信頼を損なう行為。県の文化行政に不信を招き、県民が大きな不利益をこうむる」と話した。
 提出後の取材に、県震災復興政策課は「現時点で話すことは何もない」と答えた。


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2020年10月30日金曜日


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