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スマート社会へ 地域を創る新しい力(5)期待しています!

栗田栄次さん
新堀勝康さん

◎ゲリラ豪雨を把握 防災にも/栗田栄次さん(千代田組代表取締役社長)

 東日本大震災の復興支援を機に、イシノマキ・ファームとの交流を進める社会・産業インフラの専門商社「千代田組」(東京)の栗田栄次代表取締役社長(61)は「最新の技術と継承すべき知識を組み合わせた農業の新しい姿を模索する姿勢に共感している」と力を込める。
 千代田組は、イシノマキ・ファームが設置を進める小型気象計を販売している。「ゲリラ豪雨など局所的な気象の変化をリアルタイムで把握することが可能となる。洪水などの防災対策にも役立つ」とその有効性を強調する。
 イシノマキ・ファームが手掛けるホップ栽培についても「気象計のデータを生かし、最適な刈り取り時期を見極めてほしい」と要望する。畑での収穫は脚立に乗って作業するため思った以上に重労働で、収穫後は新鮮さを保持することが求められる。栗田さんは「省力化を進め、さらに高品質な製品ができるよう、保存方法などの新しい方策を一緒に考えたい」と話す。

◎地ビール販売次はぜひ缶で/新堀勝康さん(UACJ取締役兼常務執行役員)

 アルミニウム製造の国内最大手「UACJ」(東京)は社員研修の一環として、イシノマキ・ファームのホップ畑での栽培体験を予定するなど、寄り添った活動を展開する。新堀勝康取締役兼常務執行役員(62)は「ICTを活用することで、次世代の農業者育成をどんどん進めてほしい」とエールを送る。
 社会貢献の一環として次世代の育成支援にも力を入れているUACJは、新規農業従事者の受け入れ姿勢に関心を寄せる。今春予定していた社員研修は、新型コロナウイルスの影響で来年以降に延期になったものの、「良きパートナーであることに変わりはない。今後はもっと交流を深めたい」と話す。
 イシノマキ・ファームが2017年から販売しているクラフトビール「巻風(まきかぜ)エール」は瓶詰のみの商品。UACJは飲料缶用板材の製造も手掛けており、新堀さんは「アルミ缶でおいしいビールを販売できたらうれしいですね」と目を細める。


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2020年11月01日日曜日


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