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自転車で走りやすい仙台に NPOが走行データ分析、施策提言へ

ハンドルに取り付けられたGPS搭載の計測機器

 NPO法人都市デザインワークス(仙台市)は、自転車の利用者に衛星利用測位システム(GPS)搭載の計測機器を貸し出し、市中心部の走行ルート調査に取り組んでいる。通勤・通学に使われる経路などを分析し、自転車が快適に走れるまちづくりやユーザー視点の施策を提言する。

 貸与するGPS機器はマッチ箱サイズ。自転車の位置情報を捉え、走行ルートやスピード、急ブレーキをかけた場所などのデータを自動的に蓄積できる。
 調査期間は11月末まで。週3日以上、市中心部を自転車で走る高校生以上の100人に協力を求める。既に70人が調査に参加し、残る30人を募集している。
 集めたデータは自宅や勤務先など個人が特定される位置情報を削除した上で、4月に発足させた大学の研究者、市職員も加わる協議会で分析。走行ルートの傾向や急ブレーキが相次ぐ危険箇所などを把握する。
 都市デザインワークスは今年6、7月、自転車を利用する市職員43人の協力を得て、走行データの収集を試行した。分析の結果、朝の出勤時は決まったルートを走るが、帰宅時の経路はさまざまで、ブレーキの回数が増えると分かった。
 市が中心部の幹線道路など17キロに設ける自転車専用道や専用レーンを走行せず、細い通りを走る自転車が多いことも判明した。
 都市デザインワークスの豊嶋純一さん(37)は「幹線道路は交通量が多く、専用レーンに路上駐車もあり、自転車が走りにくい。裏道を整備し、幹線道路を補完する必要がある」と指摘する。
 協力者の募集は今月7日に締め切る。連絡先は022(264)2405。


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2020年11月02日月曜日


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