福島のニュース

原発事故の教訓訴える 当時の南相馬市長・桜井氏が仙台で講演

原発事故の教訓を訴える桜井氏

 東京電力福島第1原発事故当時、福島県南相馬市長だった桜井勝延氏(64)が1日、仙台市内で講演し、東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)について「再稼働させてはいけない。政治家の決断は市民を守り、安心を確保するためにある」と強調した。
 桜井氏は原発事故で6万人超の南相馬市民が避難を強いられ、地元企業からは「会社の生き死にが懸かっている」と事業再開の必要性を訴えられた現実に言及。「地域を奪われ家族もバラバラにされた。こういう経験は二度としたくない」と述べた。
 女川原発の重大事故を想定した広域避難計画は、30キロ圏の7市町に住む計約20万人が対象となる。女川2号機は再稼働の前提となる地元自治体の同意手続きが進んでいるが、桜井氏は「避難計画を作らなければいけないようなエネルギー政策は間違いだ」と断じた。
 講演は宮城県保険医協会の主催。会員や一般の県民ら約90人が参加した。


2020年11月02日月曜日


先頭に戻る