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タブレット端末1人1台で学習 富谷市、小中全児童生徒に貸与

タブレット端末を使ってグループ学習に臨む児童たち

 情報通信技術(ICT)教育の充実を図る国のGIGAスクール構想に基づき、宮城県富谷市が市立全13小中学校の児童生徒にタブレット端末を1人1台貸与する事業が10月末に完了し2日、正式に運用開始した。
 宮城県教委によると、県内では年内に10、年度内に23の自治体で1人1台の配備を予定しているが、完了したのは富谷市が初めて。
 市は、児童生徒用端末を2017年度から段階的に配備。20年4月時点で小学校で2.7人に1台、中学校で2.9人に1台の割合に高め、同6月の補正予算で1人1台(計6089台)の環境を整えた。
 高速大容量のインターネットが使える通信ネットワーク工事を各校で行い、各教室には大型ディスプレーも設置した。総事業費は、国の補助などを含め約9億4766万円。
 市は新たな学習環境の完成を祝おうと、2日に運用開始式を成田東小(児童337人)体育館で実施。6年生全員を前に若生裕俊市長は「率先して整備し、先生方の頑張りでオンライン対応も進んだ。有効に活用してほしい」と呼び掛けた。
 児童代表の6年酒井良輔君(11)は「タブレットの授業は友達の考えを参考にできるのがいい。より勉強を頑張りたい」と誓った。1〜5年生の各児童代表はビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」で式に参加し、「理科や社会で写真を撮って学べるのが楽しい」などと話した。
 市の二階堂浩一郎教育次長は「タブレットの活用で、問いへの答えが挙手によらずに把握できるなどの利点があり、当事者意識が高まる」と期待した。


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2020年11月03日火曜日


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