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宮城・加美町、56年度までに公共施設4割減目指す 効率化へ配置見直し

 宮城県加美町は財政基盤強化のため、効率的な施設配置を図る公共施設等個別施設計画を来年3月までにまとめる。259の町有施設を、2056年度までに施設数、面積ともに4割以上削減することを目指す。町政懇談会を10日から町内9カ所で開き、町民に財政状況と計画を説明して理解を求める。
 町は03年に中新田、小野田、宮崎の3町が合併で誕生したため、公共施設が多い。17年に町公共施設等総合管理計画を策定し、56年度までの40年間で全体の維持管理のコストを3割以上削減する基本方針を決めた。既に宗左近縄文芸術館などの文化施設を閉館している。
 個別計画では、10年ごとにコストを1割ずつ削減する。今後、観光施設などの統合や廃止、委譲といった大枠での方針を決める。現在の構想では9館ある公民館は、旧町3地区の中央公民館に機能を集約する。小学校は複式学級解消の視点から統合を検討。保育所は園児数の減少に合わせ統合、一部で民営化も進める。
 町の試算では、19年度と同規模の予算を組み続けた場合、町の貯金に当たる財政調整基金は、本年度の約16億円が24年度には枯渇する見通し。
 町は「財政調整基金は適正水準の8億円以上を維持したい。町政懇談会の意見を踏まえ、施設の見直しを進める」としている。


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2020年11月04日水曜日


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