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藤崎が新業態ショップ開店 衣料品の仲卸とコラボ、普段着に特化

新業態のカジュアル衣料店をオープンさせた千葉さん(手前左)と安曇さん(同右)=ヴィーフジサキ六丁の目店

 藤崎は5日、衣料品仲卸のヤマセン(山形市)と連携した新業態のショップを仙台市若林区六丁の目南町の「ヴィーフジサキ六丁の目店」にオープンさせた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、需要が増える「近場消費」に焦点を当てたカジュアル衣料を展開する。
 店名は「アルモニー テラス」。アルモニーはハーモニーのフランス語。オンとオフの間にあるテラス(庭先)で、地域文化と調和するライフスタイルを提案する。
 両社は、百貨店が得意とする「晴れの日」向けの外出着の需要が減る中、家の中や近距離の外出を想定した普段着に着目。ニットやパーカ、美容雑貨など約500点をそろえ、価格帯は5000円〜1万円を中心とした。
 大手アパレルは在庫リスクの回避や人件費削減のため、百貨店での販売からオンラインによる直販へ切り替えている。藤崎は大手アパレルに依存しない地域内の流通網を構築しようと、仲卸業の商品調達力に注目した。仲卸と連携した店は全国の百貨店でも例がないという。
 ヤマセンは国内外のメーカー約250社と取引し、卸や小売りを展開。百貨店との協業は初めてだ。安曇翼常務(38)は「繊維の総合問屋として子育て世代が増える地域に合った商品を選んだ。藤崎のブランド力や集客力で大手に負けない店にしたい」と意気込む。
 新店は企画から約3カ月で開店にこぎつけた。藤崎のマーケティング統括部の千葉伸也さん(38)は「消費者のニーズに合わせた素早い店づくりが必要とされている。生活に密着した地域店を舞台に挑戦し、新しい顧客層をつかむ」と話した。


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2020年11月06日金曜日


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