宮城のニュース

最後の勇姿 やまぬ拍手 楽天・渡辺直 本拠地で引退試合

ヘッドスライディングで生還し、ベンチに迎えられる渡辺直

 今季限りで現役を退くプロ野球東北楽天の渡辺直人内野手(40)の引退試合となった西武戦が6日、仙台市宮城野区の楽天生命パーク宮城で行われた。渡辺直は1番指名打者で今季初出場し、勝利に貢献した。創設3年目の若い球団をけん引し、2球団を渡り歩いて帰ってきた背番号26の最後の勇姿に、8271人のファンが惜しみない拍手を送った。
 持ち前のはつらつとしたプレーを見せた。0−0の三回、浜屋将太投手から左翼線二塁打を放ち、直後の左前打で本塁にヘッドスライディングで生還。七回には中前打を放ち、4打数2安打と活躍した。九回には遊撃の守備に就き、ゴロを華麗にさばいて併殺に仕留めて観客を沸かせた。
 古巣西武の選手も参列した試合後の引退セレモニーでは、岸孝之投手、銀次内野手から花束を贈られた。「自分が全力でプレーできた最大の要因は、ファンの声援のおかげです。全ての出会いに感謝。14年間、夢のような時間をありがとうございました」と涙ながらに語った後、場内を一周してファンに別れを告げた。
 東京都世田谷区の会社員大野肇さん(59)は「周囲の選手に気を配りながら、チームを盛り上げる姿に胸を打たれた」。仙台市宮城野区の会社員吉川美奈さん(26)は「一生懸命プレーして、いつも多くの選手に囲まれている。そういう人柄に引かれた」と話した。
 渡辺直は、三菱ふそう川崎から2007年に大学生・社会人ドラフト5巡目で東北楽天入り。11年に金銭トレードで横浜(現DeNA)に移り、13年途中に交換トレードで西武に移籍した。18年に8季ぶりに東北楽天に復帰。今季は1軍打撃コーチを兼任している。


2020年11月07日土曜日


先頭に戻る