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奈良・中宮寺の門跡が名取・閖上で法要 「笑顔が一番の供養」

震災の慰霊碑に向かって読経する日野西門跡(右手前)

 東日本大震災の犠牲者を追悼し、復興を祈願しようと、奈良県斑鳩町の中宮寺の日野西光尊(ひのにしこうそん)門跡らが10日、名取市閖上の震災メモリアル公園で法要を営んだ。
 中宮寺のほか林昌院(石巻市)や清涼寺(仙台市)の僧侶が、津波と同じ高さ8.4メートルの慰霊碑の前で読経。日野西門跡は「物故者は成仏し、極楽浄土で穏やかに過ごしている。残された人や被災者が努力し、笑顔で幸せに過ごすことが一番の供養になる」と語った。
 中宮寺の本尊で国宝「菩薩半跏思惟像(ぼさつはんかしゆいぞう)」は、12日に宮城県美術館(仙台市青葉区)で開幕する「奈良・中宮寺の国宝展」で展示される。日野西門跡は「本尊に心の悩みを打ち明けるなどして、少しでも被災者の心の慰めになってほしい」と祈った。


2020年11月10日火曜日


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