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支援に感謝、語り継ぐ 東松島市復興伝承館が改装オープン

復興の歩みを写真パネルで伝える新展示室

 宮城県東松島市野蒜の市震災復興伝承館が改装オープンした。東日本大震災から10年を前に展示室を増やし、市内の復興の歩みを伝える内容を充実させた。
 津波被災したJR仙石線旧野蒜駅舎を改修した伝承館は鉄筋コンクリート一部2階建て、延べ床面積約580平方メートル。1階に入っていたコンビニエンスストアが昨年2月に閉店し、旧店舗部分の約200平方メートルを新装した。
 新しい展示室には復興の様子を記録した写真パネルなど計約130点を時系列やテーマごとに掲示。復興支援に対する市民5人の感謝の言葉や、全国から寄せられた折り鶴を使ったアート作品もある。
 1階受付前には全国自治体から市に派遣された応援職員346人の名前を記した板を飾った。市内の被災状況を紹介する2階展示室はパネル内容の一部を変更。2階のベランダには、伝承館の近隣住民らが建物の屋根に避難した様子を記した説明板を置いた。
 改装オープンは10月31日。今月5日に訪れた東松島市の無職小岩賢哉さん(77)は「パネルがたくさんあって分かりやすい。多くの人に東松島の状況を知ってほしい」と話した。
 伝承館は2016年10月に開館し、市によると、延べ12万5000人以上が来館した。震災遺構の旧野蒜駅プラットホームを中心に周辺一帯は市東日本大震災復興祈念公園として整備された。


2020年11月11日水曜日


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