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お歳暮もウィズコロナ 仙台で商戦スタート

仙台三越の社員朝礼でエコ包装の見本を見せ、協力を呼び掛ける仙台市職員=11日、仙台市青葉区の仙台三越
地産品の開発経緯や生産地をモニターで紹介する藤崎のギフトセンター=12日、仙台市青葉区の藤崎本館

 年の瀬に向けたお歳暮商戦が仙台市の百貨店で始まった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要を取り込もうと、自宅で年末年始をぜいたくに過ごすための地元の食や工芸品を集めた。企業間から個人同士のやりとりへと儀礼文化がシフトする中、エコ包装の推進にも力を入れる。
 青葉区の仙台三越は11日、本館7階にギフトセンターを開設。東北の名産物を集めた「むつめくTOHOKU」を展開し、南部かしわのひっつみ鍋、米沢牛の牛鍋など8種類の鍋セットを用意した。
 伊達の純粋赤豚のしゃぶしゃぶを出品した伊豆沼農産(登米市)の佐藤耕城専務(46)は「新型コロナや(家畜伝染病の)豚熱発生に伴う輸出制限で厳しい状況だが、歳暮をきっかけに自社の通信販売利用につなげたい」と説明した。
 青葉区の病院経営佐藤良子さん(69)は「孫たちにイチゴのアイスを選んだ。感染が心配で正月は会えないけど、贈り物で心を通わせたい」と話した。
 仙台三越は今回から包装紙のデザインを印刷した紙箱を一部商品で取り入れた。市環境局と共同制作したポスターを掲出し、簡易なエコ包装を呼び掛ける。
 藤崎も12日、青葉区の本館7階で受け付けを始めた。東日本大震災で被災した三陸沿岸の海産物を特集し、カキグラタンや白子鍋を紹介する。伝統工芸品を自宅に置いて身近に感じてもらおうと、クッキーを詰めた縁起物「松川だるま」も限定で売り出した。
 歳暮企画を担当するマーケティング統括部の大江田識名さん(50)は「クリスマスや正月といった『晴れの日』の食卓を意識し、ウィズコロナ時代の商品づくりに取り組んだ」と話す。
 同社は感染防止対策として、パソコン操作に慣れない人でも自宅から注文できるよう、オペレーターが客と画面を共有し、遠隔操作するサービスを始めた。
 藤崎は12月20日まで、仙台三越は同24日までセンターを設けている。


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2020年11月13日金曜日


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