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優しい笑み神秘的 宮城県美術館で中宮寺展開幕

国宝「菩薩半跏思惟像」をはじめ、貴重な仏教美術が並ぶ=宮城県美術館

 国宝「菩薩半跏思惟(ぼさつはんかしゆい)像」など奈良県斑鳩町の中宮寺に伝わる寺宝を紹介する「東日本大震災復興祈念 奈良・中宮寺の国宝展」(宮城県美術館、中宮寺、河北新報社、東北放送、日本経済新聞社主催)が12日、仙台市青葉区の県美術館で始まった。来年1月12日まで。
 台座に腰掛け、優しいほほ笑みで思索にふける姿が美しい本尊「菩薩半跏思惟像」は、東北初の公開。金箔(きんぱく)地に色とりどりの花や鳥が描き散らされたふすま絵「花鳥散図襖(かちょうちらしずふすま)」など、華やかで洒脱(しゃだつ)な寺物計36点が並ぶ。
 仙台市青葉区の主婦白戸文子さん(62)は友人と訪れ、「菩薩半跏思惟像を間近で見られて感激している。優しい笑みを浮かべながら、泣いているようにも見え、角度によって表情が変わるのが神秘的だ」と手を合わせた。
 土生和彦学芸員は「東北ではなかなか見られない貴重な機会。菩薩半跏思惟像の穏やかな表情やバランスの取れたきれいな姿勢に注目してほしい」と語った。
 午前9時半〜午後5時。11月23日、1月11日を除く月曜と11月24日、12月28日〜1月4日は休館。入場料は一般1500円、学生1300円、小中高校生750円。
 連絡先は県美術館022(221)2111。


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2020年11月13日金曜日


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