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岩手・宮城内陸地震で被災 佐藤旅館12年ぶり復活 栗原・花山

再開した佐藤旅館の岩風呂に漬かる入浴客=12日午後、栗原市花山

 2008年の岩手・宮城内陸地震で被災した宮城県栗原市花山の温湯(ぬるゆ)温泉佐藤旅館が12日、12年ぶりに日帰り入浴を再開した。午後1時すぎのオープンに合わせて温泉愛好家らが来館し、震災を乗り越えて復活した秘湯の風情と湯を楽しんだ。
 一番風呂を浴びたのは、登米市豊里から訪れた農業佐々木繁善さん(78)。「震災前に何度か泊まったことがあった。再開したら来たいと思っていた」と、気持ちよさそうに岩風呂に漬かった。
 佐藤旅館は、内陸地震で源泉が枯渇するなどして休業。地元の太陽光発電施設管理会社花山サンゼットが18年に再建に乗り出し、業務委託契約を結んだ。宿泊客の受け入れは来年4月の再開を目指す。
 社長の阿部幹司さん(48)は、「花山に移住したのは東日本大震災直後だったが、地域の方にとても良くしてもらった。恩返しの思いで旅館をやっていきたい」と意気込む。
 日帰り入浴は午前10時〜午後7時39分。木曜定休。料金は大人500円で、18歳以下は来年3月末まで無料。連絡先は佐藤旅館0228(56)2251。


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2020年11月13日金曜日


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