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「勝手に119番」東北各地で 回線異常や経年劣化か

救急車のイメージ画像(本文とは直接関係ありません。画像の一部を加工しています)

 秋田市内で住宅の固定電話から勝手に119番される事例が相次いでいることに関連し、東北各地でも同様のケースがあることが12日、分かった。回線の異常や経年劣化が原因で電話がかかる場合があるという。
 秋田市で本年度、9件の誤発信があったことを受け、盛岡地区広域消防組合は盛岡や八幡平など管内8市町の過去1年間の事例調査を始めた。現在集計中だが、昨年11月は計6件、同12月は計9件発生していることが分かった。
 通信指令課の小笠原雅也係長は「今も月3件程度は起きているのではないか」と話す。発生場所などを具体的に調べ、秋田市消防本部との情報共有やNTTへの調査依頼を検討する。
 青森や仙台、山形、福島各市でも年に数件起きている。過去に話題になったのが青森市の八甲田山の別荘で2014年5月にあった事例だ。近くで八甲田雪中行軍遭難事件があったとされる場所で、119番がかかってきた電話からは雑音が聞こえるだけ。救急隊が駆け付けたが別荘内に人はいなかった。
 NTTは当時、回線の異常が疑われると報告した。青森地域広域事務組合の増村勲通信指令課長は「ダイヤル式の古い電話だった。詳しい原因は今も分からない」と話す。
 電話機などの家電大手パナソニックによると、119番だけでなく110番にも誤発信されるケースがある。石川ひとみ広報部課長は「全国各地で確認されている。部品の経年劣化や落雷、静電気などがきっかけで、誤って短い番号につながったのではないか」と推測する。


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2020年11月13日金曜日


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