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足こぎ車いす、物流拠点に 仙台国際空港が受託契約

COGYの物流に関する契約を結んだ(左から)TESSの鈴木社長、半田名誉教授、仙台国際空港の岡崎取締役航空営業部長=仙台空港

 仙台国際空港(宮城県名取市)は16日、足こぎ車いす「COGY(コギー)」を販売するベンチャー企業TESS(仙台市)と物流に関する業務受託契約を締結したと発表した。同社が台湾で製造し、仙台港に海上輸送した製品について、空港会社が引き取りから保管、出荷までを物流拠点として一貫して担う。
 締結は1日付。TESSはこれまで東京の倉庫で製品を保管し、必要に応じて出向いていた。空港会社からの提案を受け、物流に関する業務を集約。空港内で保管し、検品や出荷前のセッティング、配送業者の手配といった業務も空港社員が担い、スムーズな出荷やコスト削減につなげる。
 仙台空港の貨物取扱量は、新型コロナウイルスの影響による国際線運休、国内線の機材小型化などで伸び悩む。岡崎克彦取締役航空営業部長は「国際線が飛ばない中、国際貨物をどう増やすか。付加価値として付随業務も請け負うことを提案した」と話した。
 COGYは東北大などの研究グループが開発。半身不随でも片足が動けば自力で動かせるのが特徴で、年間1000台程度販売する。TESSの鈴木堅之社長は「東北生まれの製品を海外にも広げたい」と話す。
 自身も毎日利用するという開発者の半田康延東北大名誉教授は「疲れず、たやすく乗れる。ぜひ普及してほしい」と語った。


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2020年11月17日火曜日


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