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コロナ禍生き抜く経営を 宮城県同友会が研究集会

コロナ下の事業展開について講演する川中社長

 宮城県中小企業家同友会は17日、会員企業の経営者らが集う「経営研究集会」を仙台市青葉区で開いた。新型コロナウイルス禍を生き抜く経営について、経験を共有しながら意見を交わした。
 オンライン視聴の約50人を含む約350人が参加し、5会場に分けて実施した。ケータリングサービスや飲食業を営むイベントス(広島市)の川中英章社長は基調講演で、コロナ下の相次ぐイベント中止で春に売り上げのほとんどを失い、レストランを閉店する一方、キッチンを備えた移動店舗バスへの投資に踏み切った経緯などを振り返った。
 「『全社一丸』となるには社員が問題を共有することが必要」と述べ、社内で勉強会を繰り返したと明かした。例年通り、来春も新規採用を続けることに触れ「今年の新入社員の人材育成を止めてはならないと考えた」と強調した。
 参加者は「自社の強みの発揮」「新しい生活様式への対応と工夫」など五つの分科会で議論。「連携による対応と新しい価値づくりの挑戦」の分科会では、タクシーによる居酒屋メニューの宅配サービスを始めた平和交通、北の一チェーン、IOS(いずれも仙台市)の経営者らが登壇し、現状や反省点、今後の課題などを議論した。
 同友会の沼田真一実行委員長(エス・エス・プランニング社長)は「コロナに苦しむ経営者がいかに考え、行動したかという生の声を伝え合い、次のステップへのヒントを持ち帰ってもらえた。今後も感染対策を講じつつ可能な限り議論の場を作りたい」と話した。


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2020年11月20日金曜日


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