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「北限のシラス」発信拠点に 名取・閖上にカフェ開店

地元特産のシラスを使った料理を提供するカフェ・マルタ=19日、宮城県名取市閖上

 名取市閖上地区にシラス料理を提供する飲食店「カフェ・マルタ」がオープンし、新たな特産「北限のシラス」の魅力を発信する拠点として、地元の期待が高まっている。水産加工品の直売所も併設し、交流人口拡大の一翼を目指す。

 閖上漁港に水揚げされた北限のシラスをふんだんに使い、パスタやピザなどの洋風メニューを充実させた。看板メニューは「釜揚げしらすプレート」(税別1280円)で、希望するとシラスを追加し放題となるサービスが人気だ。
 直売所では閖上水産加工業組合の若手グループ「yuriage suns(ゆりあげ・さんず)」と連携し、地元で製造された釜揚げしらすや笹かまぼこ、缶詰などを販売する。
 カフェは10月下旬、東日本大震災後に産業用地となった閖上東地区にオープンした。地中海の島国マルタのポスターや雑貨を飾るなど、リゾート施設をイメージした店づくり。市内の水産加工業マルタ水産が被災沿岸部の交流人口拡大を目的にした県の補助事業を活用し、整備した。
 北限のシラスは閖上漁港近くに漁場や加工工場があるため、鮮度が保たれるのが特長。国内で最北となる閖上以南の県沖での本格的なシラス漁は、今年で4年目となった。
 今月19日には県や市、漁業関係者ら約10人が視察に訪れた。地元のシラス漁師で、県漁協仙南支所・閖上の出雲浩行運営委員長は「子どもからお年寄りまで食べられるメニューがそろっている。北限のシラスの認知度はもっと上がるだろう」と期待する。
 今季のシラス漁は今月末まで。マルタ水産の相沢信幸社長は「秋シラスは脂が乗っていておいしい。シラスを食べに名取に来てほしい」と話す。


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2020年11月20日金曜日


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