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横手かまくら、バーチャルツアーを検討 感染リスク回避、特設会場を設けず

昨シーズンの横手のかまくらの様子=2月14日、秋田県横手市雄物川町

 小正月行事「横手のかまくら」を主催する秋田県横手市観光協会は18日夜、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、来年は規模を大幅に縮小する方針を正式に決めた。観光客でにぎわう「かまくら会場」を設けず、代替企画としてバーチャルツアーの開催を検討する。
 市内であった会合には約20人が出席。毎年2月15、16日、雪室が並ぶ特設会場を横手公園や市役所前など4カ所に設けているが、感染リスクを考慮し来年は断念する。
 観光客向けのポスターやパンフレットは作製せず、餅や甘酒の振る舞いも行わない。市中心部の蛇の崎川原に小さな雪室を約3500作ってろうそくをともす「ミニかまくら」も実施しない。
 バーチャルツアーは雪室や酒蔵をオンラインで中継し、例年実施しているバスツアーを疑似体験できるようにする。参加者には地元の甘酒や地酒などを通販で購入してもらう。
 各町内会には伝統行事としての雪室設営を呼び掛ける。打川敦会長は「450年続く伝統行事の本来の姿をもう一度考え直すきっかけになる。コロナ禍が収まったらバージョンアップした祭りを全国の方に見てもらいたい」と語った。
 一方、観光協会が雪室の設営に協力している同市の秋田ふるさと村では、園内の雪室を例年の5基から増やす方向で検討している。入場者数を制限して感染防止を図る方針。


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2020年11月20日金曜日


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