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じもとHDとSBIが資本業務提携を発表

会見でグータッチを交わす、じもとHDの鈴木会長(左)とSBIの川島副社長=20日午後4時40分ごろ、仙台市青葉区の仙台銀行本店

 仙台銀行ときらやか銀行(山形市)を傘下に持つじもとホールディングス(HD、仙台市)は20日、SBIホールディングスと資本業務提携すると発表した。じもとHDが35億円の第三者割当増資を行い、SBI子会社が引き受ける。じもとHDは人口減少や取引先の事業承継など中長期的な課題に直面しており、資本提携で自己資本増強や収益力向上、金融サービス充実などを図る。

 出資はきらやか銀に30億円、仙台銀に5億円を振り分け、それぞれ地元企業への貸出金追加に活用する。SBIの出資比率は議決権ベースで18.19%の筆頭株主となり、じもとHDは社外取締役1人、オブザーバー2人を受け入れる。
 じもとHDは2018年以降、インターネット証券など多様な金融サービス企業を傘下に持つSBIとの間で、金融商品仲介業の提携、SBIマネープラザとの共同店舗運営といった連携の実績を重ね、今年10月から資本業務提携の本格的な検討を始めた。
 今後は事業承継支援など地元企業の本業支援や、SBIが強みとする資産運用の高度化、新システムの導入などに取り組む。企業支援策として共同ファンドの設立なども検討する。
 両社の幹部が20日、仙台市青葉区の仙台銀本店で記者会見し、じもとHDの鈴木隆会長は「連携で成長戦略を描き、収益力向上による経営基盤強化と本業支援の深化を図り、地域発展に貢献したい」と強調した。
 SBIは資本業務提携による地銀連合「第4のメガバンク構想」を掲げ、10行程度に拡大する方針を打ち出している。東北では福島銀行と提携しており、今回の発表で全国7行となる。
 SBIの川島克哉副社長は会見で「資本業務提携でさらなる関係の強化ができる。じもとHDの収益力強化と企業価値の向上に取り組んでいく」と述べた。


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2020年11月21日土曜日


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