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東洋ワーク社長に猪又氏 創業者須佐氏は会長に

猪又明美氏

 人材派遣業の東洋ワーク(仙台市)は25日、創業者の須佐尚康社長(72)が同日付で退任し、後任に猪又明美代表取締役副社長(61)を充てる役員人事を発表した。須佐氏は代表権のある会長に就いた。
 須佐氏はトーメン(現豊田通商)などを経て1976年に独立し、88年に東洋ワークを設立。社長在任32年間で、国内の人手不足や企業の海外展開を背景に人材派遣事業と警備業を拡大した。現地で人材を育成する海外事業も展開し、2019年にはインドネシアの関連会社が未就業者1万人の職業訓練事業を受託した。
 20年8月期のグループ売上高は約203億円。国内と東南アジアにグループ会社計23社、計約7100人の社員を抱える企業に成長した。さらなる事業拡大やグローバル化を見据え、早ければ24年に東京証券取引所に新規上場する方針を掲げる。
 猪又氏は創業直後にアルバイトとして入った同社初の新卒社員で、須佐氏の経営を長年支えてきた。トップの世代交代により、上場の準備や新型コロナウイルスの感染拡大に伴う社会変化に対応した人材ビジネスを加速させる。

[いのまた・あけみ]東北福祉大卒。1983年、前身の名晃に入社。東洋ワーク常務執行役員、専務を経て2015年9月から代表取締役副社長。グループ会社クリーン&クリーンの社長を兼務。青森県黒石市出身。


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2020年11月26日木曜日


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