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ベガルタ仙台次期社長に佐々木氏 菊池社長は退任

佐々木知広氏(J1仙台提供)

 サッカーJ1仙台を運営するベガルタ仙台(仙台市)は27日、仙台市内で臨時取締役会を開き、菊池秀逸社長(68)が任期途中で退任し、後任にベガルタ仙台・市民後援会理事長の佐々木知広氏(64)が就任する人事を内定した。12月14日の臨時株主総会と取締役会で正式決定する。新経営体制の下、新型コロナウイルスの影響で約3億円と見込まれる債務超過の解消に取り組む。

 佐々木氏は大崎市出身で、1979年に旧郵政省入り。ゆうちょ銀行本社の郵便局担当室長や監査企画部長を歴任し、今年3月に退職した。市民後援会には99年の発足時から関わり、翌年に理事長就任。クラブと主要株主が経営改善策を議論した2006年と今年の「経営検討委員会」で委員長を務めた。
 佐々木氏はクラブを通じ「市民クラブとしてのベガルタ仙台を再建するため、サポーターと気持ちを一つに尽力したい」と談話を出した。
 オンラインで記者会見した菊池社長は、任期を約4カ月半残して退任する理由として、(1)クラブの経営悪化(2)所属選手の不祥事の監督責任(3)リーグ最下位に低迷するチーム成績−を挙げ「信頼回復やチーム強化に支障が出かねないとして決断した」と語った。
 所属選手の不祥事を受けて中断していた募金活動は、新経営体制で再開する見通しを示した。次期社長にはアイリスオーヤマの役員も浮上したが、「市民クラブとしての立ち位置を明確にしたい」との株主の意向で佐々木氏の就任が決まった。
 取締役会では運営・事業本部兼強化育成本部担当の渡辺雅昭取締役(63)の退任も内定した。


2020年11月28日土曜日


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