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生活再建、模型で考える 昨年台風19号被災の丸森・和田東地区

模型を提示する橋本代表(右から4人目)。住民に活用法を説明した

 昨年10月の台風19号で被災した宮城県丸森町向原、五福谷地区などの住民が集団移転する和田東地区の新たな街並みをイメージした模型が作られ、近くの集会所で29日、住民に披露された。防災や地域づくりの参考にしてもらおうと、皇学館大(三重県)の教員と学生有志が生活再建の将来像を形にした。
 模型は縦60センチ、横1メートル。500分の1の縮尺で、10戸13世帯の移転予定地と周辺の地形を立体的に示した。国土地理院の地図や造成地の図面を基にした。
 住民でつくる「和田東集団移転の会」の会合があり、製作した皇学館大の池山敦准教授(48)=コミュニティー政策=がオンラインで参加。「模型とハザードマップを重ね合わせ、川の氾濫時に水がどれくらいの時間で流れ込むかなどの話し合いに活用してほしい」と説明した。
 模型は今後、集団移転の会で保管する。佐久間新平会長(71)は「地域の全体像が分かり、避難の計画などで役立ちそうだ。集落のさまざまな活動で参考にしたい」と話した。
 山元町で自治会支援に取り組み、池山准教授の地域づくり勉強会に参加している同町の一般社団法人「東北まちラボ」が住民に模型を提示した。橋本大樹代表(38)は「模型を基に5年後、10年後の暮らしのことなども話し合ってもらいたい」と語った。
 移転予定地は約6000平方メートル。造成が今月始まった。住宅は来年春ごろにも着工し、年末ごろまでに全世帯が移る見通し。


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2020年11月30日月曜日


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