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「竈」の書き順、今度は札に HP話題の塩釜市、大正期の建物などで配布

竈の書き順や市内の施設にちなんだ絵がデザインされた竈札
竈の書き順や市内の施設にちなんだ絵がデザインされた竈札

 宮城県塩釜市は1日、「竈(かまど)」の書き順などを紹介する「竈札」の配布を始めた。市の公文書などで使う「塩竈」の文字が、人気漫画「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」の主人公竈門炭治郎(かまどたんじろう)と共通し、正しい書き方を紹介する市のホームページ(HP)の閲覧者が増加していた。市は塩釜神社など5カ所に別々のデザインの札を設置。ファンらが作品の時代と同じ大正期の建物などの街歩きを楽しみながら集められるようにした。
 札は名刺大で、21画ある竈の字の書き順を1画ずつ掲載。背後には「塩釜」「塩竈」「鹽竈」といった三つの形の「しおがま」を配した。スマートフォンなどでQRコードを読み込むと市観光物産協会のHPにアクセスできる。
 裏面は、札のある塩釜神社、旧亀井邸、旧えびや旅館、杉村惇美術館をそれぞれイメージした絵がデザインされている。市は残る1種類の設置場所や絵柄を伏せ、秘密の札として配る。
 札は1種類当たり4000枚を用意。2種類以上を集めた先着3000人に、塩釜神社拝殿前の授与所で「御神塩(ごしんえん)」を贈呈する。
 市は名前のルーツである竈の字を広く知ってほしいと、HPで20年以上前から書き方を説明。アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の公開後、会員制交流サイト(SNS)を中心に話題になった。
 今年4月の同ページのアクセス数は1日10〜20件だったが、映画公開後の10月16日以降は約200件に急増。11月14日には約3700件、19日にも約3500件を記録した。
 佐藤光樹市長は「鬼滅の刃をきっかけに塩釜が知られ、全国のファンから温かい言葉を頂いた。竈札を集めに塩釜に足を運んでもらい、大正ロマンの施設などを巡ってほしい」と期待した。


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2020年12月03日木曜日


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