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宮城知事、月内に福島第1原発視察へ 女川再稼働「順序が逆」批判も

村井嘉浩宮城県知事

 村井嘉浩宮城県知事は3日の県議会11月定例会本会議で、過酷事故を起こした東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)を月内に視察する考えを明らかにした。同原発への訪問は2005年の知事就任後初めて。村井知事は11月18日、東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働を認める「地元同意」を政府に伝えており、議会からは「順序が逆」と疑問の声が上がった。
 大内真理氏(共産党県議団)の一般質問に、村井知事は「東日本大震災から(来年3月で)10年の節目。今月中に視察する方向で東電と調整している」と答弁。大内氏は同意手続きが終わった後の訪問予定について「知事は同意する前に(視察へ)行くべきだった」と批判した。
 本会議終了後、村井知事は「宮城県内も原発事故の影響が残る。福島第1原発の廃炉作業の現状を確認したい」と説明した。県によると、帰還困難区域や特定復興再生拠点区域(復興拠点)など他の視察先は未定という。
 福島第1原発の視察を巡り、村井知事は同意前の10月26日の定例記者会見で「関心はあり、行きたい」と前向きな姿勢を強調。同意との関連性については「(視察が同意の)要件になっていない。必要最低条件ではない」との認識を示していた。


2020年12月04日金曜日


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