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仙台市民会館廃止、県民会館移転… 中心部活性化に反する? 市検討懇話会で懸念の声

仙台市民会館

 仙台市が策定を進める「勾当台・定禅寺通エリアビジョン」の検討懇話会が3日あり、市が打ち出した市民会館(青葉区)の廃止方針などに対し、委員がビジョンの目指す活性化の方向性と「相反するのではないか」と疑問視する場面があった。
 市は杜の都の「顔」となる勾当台エリアのにぎわい創出を狙うが、定禅寺通の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)は移転が検討され、市民会館は老朽化で廃止方針が固まった。
 仙台商工会議所の高山秀樹事務局長は「市民会館は年間三十数万人が利用する。以前、病院が郊外に移転して中心部が廃れたが、そのミニ版のように感じる」と懸念。東北大大学院工学研究科の姥浦道生教授も「ビジョンは完成していないが、このエリアを文化、交流、市民活動の場にする方向性を全く無視して物事が動く、そんなおかしなことにはならないと思っている」とくぎを刺した。
 梅内淳まちづくり政策局長は「市はどう考え、県とどう協議すべきか。その方向を示すのがビジョンの役割だ」と釈明に追われた。


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2020年12月04日金曜日


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