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震災復興、コロナ収束…世の安寧願い込める 宮城・南三陸の上山八幡宮、きりこ作り終盤

きりこを作る庄悦さん(右)と真弓さん

 宮城県南三陸町志津川の上山八幡宮で、民家の神棚を飾る切り紙細工「きりこ」作りが終盤を迎えている。
 宮司の工藤庄悦さん(49)、妻で禰宜(ねぎ)の真弓さん(47)が作業に当たる。大漁祈願の鯛(たい)飾りをはじめ、供え物に見立てた餅やお神酒、知恵袋をかたどった数種類を用意した。14日から町内の災害公営住宅の集会所などで、氏子らに配る。
 きりこは、津波や冷害など天災に見舞われてきた三陸沿岸に祈りの形として伝わる。各民家では正月を機に新しいきりこを求め、年間を通じて飾るという。
 東日本大震災から来年3月で10年を迎える。庄悦さんは「きりこに震災からの復興と新型コロナウイルス収束への願いを込めた」と話した。


2020年12月04日金曜日


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