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仙台市出身ダンサー・熊谷さんがスタジオ開設

開校したスタジオでワークショップの打ち合わせをする熊谷さん(右)と長谷野さん

 仙台市出身で米国ニューヨーク在住のタップダンサー熊谷和徳さん(43)が指導するスタジオ「KAZ TAP STUDIO in SENDAI」が、若林区清水小路にオープンした。熊谷さんが仙台で行ったワークショップの受講生が開設した。一流の技術に触れ、国内外で活躍するダンサーの育成に期待がかかる。
 スタジオは旧市立病院近くの約90平方メートルの倉庫。タップで床を傷つけないよう、板を敷き詰めている。
 熊谷さんは2007年から市市民文化事業団と共催でタップ教室を開き、年1回公演を行ってきた。事業は今年3月で終了し、新型コロナウイルス感染拡大のため公演もできなかった。
 受講生の俳優長谷野勇希さん(43)=名取市=らが活動継続を願い、スタジオを7月に開設した。熊谷さんが東京に構えるスタジオの仙台校という位置付けで週1回開校する。東京から講師が来仙するほか、熊谷さんが帰国した際にレッスンを受けられる。
 熊谷さんはニューヨーク・ダンス・アンド・パフォーマンス・アワード最優秀パフォーマー賞などを受賞し、第一人者として活躍する。だが、コロナ禍で舞台が軒並み中止になった。
 「亡くなった知人もいてコロナを身近に感じた。数カ月踊れず、心がふさぎ込んだ」と熊谷さん。11月上旬の横浜市での公演再開で「タップが自分に必要なことを再確認した」とかみしめ、仙台スタジオ開校を「常にタップを踏める場所があることは貴重。仙台のダンスの土壌をつくり、文化を発信してほしい」と喜ぶ。
 長谷野さんは東日本大震災後、大河原町のえずこホールであった熊谷さんの舞台を見てタップを習い始めた。スタジオ開設発起人となった長谷野さんは「熊谷さんに続くダンサーが生まれてほしい」と願う。
 6日と20日午後4時半から、熊谷さんのワークショップがある。受講料4000円。連絡先はスタジオsendaitapworks@gmail.com


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2020年12月04日金曜日


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