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2019.12.12号掲載

89ers

仙台89ERS

89ERS

Bリーグ2019-20シーズン、アクロバティックな応援で仙台89ERSホームゲームをざわつかせている「はっくるず」をご存じだろうか? 日本初のプロスポーツチーム専属男子チアリーダーとしてデビューした彼らにインタビューし、その素顔に迫った。
(取材・文/岡沼美樹恵)

― 練習生から選手契約に至り、ここ最近はプレータイムも大幅に増えていますね。

10月26日のアウェーの茨城ロボッツ戦からプレータイムをもらえるようになりました。あの日は、ディフェンスをとにかく頑張って、いい形で相手の攻撃を抑えることができました。それまで「いいところを見せなくちゃ」って何でもかんでもやろうとしていた傾向があったけれど、きちんと自分の仕事をすれば結果につながって、それを評価してもらえるんだってことが分かった。以来、コートに向かうときの気持ちも変わった気がします。

― 自身の身体能力はどう評価していますか?


日本人選手としては大きいほうですが、スピードにも自信がありますし、ジャンプも得意です。陸上部で高跳びをやっていたんですよ。

― いろいろ経験していますね。大学卒業後は銀行にお勤めになったそうですね?

プロになりたい気持ちがあったのですが、セカンドキャリアを考えたときに「35歳で就職活動もきついなぁ」って思って。僕は石巻の出身で、復興の役に立ちたいと思っていたので、地元宮城で就職を希望して銀行に就職しました。1年目は窓口で個人ローンの融資を担当していたんですよ。

― なぜプロに?

同期の富樫(勇樹、千葉ジェッツ)選手らの活躍を見ていて、なんかモヤモヤしちゃって。そんな中、昨年の宮城国体で仙台89ERSと宮城県選抜で試合をしたんです。僕は宮城県選抜の選手として出場し、手応えを感じることができたんです。それでプロになろうと思いました。

― 練習生だとお給料は出ませんよね?


それでも挑戦したかった。だからプロとして契約したときには、本当にうれしかったです。

― どんなプレーを見てほしいですか?ファンへのメッセージを。


まだ皆さんの前でダンクを決めていないので、ぜひ見てほしいです。残り3分の2の試合を僕たちと一緒に戦ってください。



― チームのフロントからも、開幕前からキープレーヤーだという評価を得ていましたね。

昨シーズンから桶谷大ヘッドコーチ(HC)、選手もほとんど入れ替わりがなく、チームとしてのシステムがしっかりしている中で、順応するのに時間がかかってしまいました。周囲の選手やHCも声を掛けてくれて、期待されていることが分かりました。チームに慣れてプレータイムが増えた今、やっと貢献できるという思いです。

― 自身の身体能力についてはどう評価していますか?

チームには外国人と争っても負けないフィジカル(体)の強さを評価してもらったと思います。逆に相手チームの日本人とはミスマッチになるので、そこでは攻めて得点を重ねていきたいと思います。


― 仙台に来て数カ月ですが、印象はいかがですか?

とても都会だなぁと思います。高校までは長野、大学こそ東京でしたが、その後青森に所属していたので…。


― オフの日にはいろいろ出掛けたりするのでしょうか?

実は家にいるのが大好きなので、ほとんど出ません(笑)。家でテレビを見るか、ゲームをするか、ユーチューブでゲームの実況動画を見ています。

― もしプロのバスケ選手になっていなかったら、何になっていたと思いますか?

学生時代、実業団から声を掛けてもらったこともあるので、プロではないにしても会社員をしながらバスケは続けていたと思います。


― 臼井選手はあまり話すのが得意ではないと伺いました(笑)。

家族と話すときも、こんな感じです。小さいころからなんで…(笑)。

― ファンに見てほしいプレーは?

先ほども言ったように、外国人とのマッチアップが多いので、数字には表れないけれどゲームに必要な動きだということを見て分かってもらえたらと思います。


― ファンへメッセージを。

現在(12月1日)東地区1位ですが、甘んじることなく、もっともっと高みを目指します。B2で優勝します。応援よろしくお願いします。