Bar酔粋駅近

2018.02.22号掲載

酔粋駅近

カウンターの6脚のいすから始まったから「ろっこ」。2階席は昨年増設した。ピザは持ち帰りもでき、横丁の他の店に出前もできる


ぺろりと「1人1ピッツァ」

[地下鉄東西線 青葉通一番町駅]
ピッツェリア ろっこ

今日の目当ての店は、壱弐参(いろは)横丁にある「ピッツェリア ろっこ」だ。仙台市地下鉄東西線青葉通一番町駅南1出口からは1分ほど。壱弐参横丁は、このところ新陳代謝して少々若返った印象だ。昔に比べてワインの店が増えた気がするが、2012年にオープンしたこの店はその先鞭(せんべん)をつけたかもしれない。「100円ワイン」の看板に引かれて中をのぞくといつもにぎわっている。

いつもの相方とカウンターに座り、まずは100円じゃないスパークリングワインで乾杯。お楽しみは「ナポリピッツァ」。冬の定番「桂島産生ノリ」と「シチリアーナ」のハーフ&ハーフを注文した。ピザはさっと生地を伸ばして具材をトッピング、薪(まき)窯並みの高温を再現したというピザ窯に入れたら90秒で焼きあがる。生地は軽くてモチモチ、チーズと生ノリがこれまた合うのだ。

「生ノリのピザはイタリアにもあるんですよ」と話す店主の庄子達広さん(39)は、ナポリのレストランで働いた経験を持つ。気さくな眼鏡男子といった感じだが、ここを含め数軒店を経営し、水産加工品の開発もしている。イタリア人アルバイト2人とイタリア語が飛び交えば、狭い店内が異国の雰囲気になる。

オープン当初からの常連の女性客は、アルバイトのアメディオくんがお気に入りで「目の保養に会いに来るの」とワイン片手にほほ笑む。「横丁の店を全制覇した」という男性の常連さんは「ピザはうまいし、横丁を盛り上げようという庄子さんの心意気が好きなんだ」と話していた。

2階席からの注文はLINEで受け、料理はつるべ井戸方式でひもを手繰って上に届ける仕組みなのが面白い。熱々のピザが届いて上から歓声が聞こえるとこちらも楽しくなってくるのだ。

100円の気軽さかワインがぐいぐい進んでしまった。カメラマンも一緒に気付いたらピザも3枚目。店のお約束(!?)「1人1ピッツァ」をぺろりと達成だ。たっぷり食べたが、心も体もうきうきと軽い。また来ようっと。

文/関口幸希子
写真/佐藤英

メニューから

「石巻産アンチョビのアッチューゲ」
1000円

庄子さんが開発した石巻産アンチョビとフレッシュトマト、モッツァレラチーズのピザ。人気トップ3に入るお薦めだ。この日は他に、ピクルス、アンチョビポテト、桂島産生ノリとシチリアーナのハーフ&ハーフ、クアトロフォルマッジ、ティラミスなど。飲み物はスパークリング、ワイン、ノンアルコールビールなどを頼み、会計は3人で7900円。

ピッツェリア ろっこ

  • 青葉区一番町2-3-30 壱弐参横丁内
    営/ランチ 11:30~14:00
      ディナー 17:00~23:00
    休/不定休
    ℡022-224-5733

仙台市地下鉄東西線 青葉通一番町駅 最終電車
八木山動物公園行 24:01(金曜24:13)
荒井行      23:57(金曜24:09)

※価格は商品(1点)の総額 (本体価格+消費税)

女性ライター2人が、仙台市地下鉄沿線を中心に、駅近くのすてきなお店を紹介する連載「酔粋駅近」。
毎月1回掲載予定です。

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